痛風の方が召し上がるおせちのポイントを紹介しています。
痛風の方が召し上がる七草粥のポイントを紹介しています。
年の始まりに、無病息災を願って食べる「七草粥」。その起源は中国にあり、日本古来の風習と結びついて、江戸時代のころに庶民に広がりました。根底には、冬の寒い時期に、昔はとりにくかった野菜のビタミン類などを補給する目的があったようです。
もちろん、江戸時代にはビタミンや栄養素といった言葉はありません。しかし、昔の人も七草粥を食べると元気になることを大いに実感していたからこそ、風習として大切にしていたのではないでしょうか。
実際に、七草粥に含まれる野菜の栄養や成分の働きなどを、順番にみていきましょう。
せりには、免疫力を高めるβ-カロテンやビタミンCが、すずなには、ビタミン類以外にカリウムや鉄、カルシウム、亜鉛などが含まれています。母子草(ははこぐさ)とも呼ばれるごぎょうは、せきやたんを止める効果があり、ごぎょうにもはこべらにも、尿の出をよくする効果があるとされています。
ほとけのざ、すずな、すずしろは胃腸に効く野草。ほとけのざは生薬として、漢方胃腸薬に配合されます。すずなは「かぶ」のこと、すずしろは「大根」のことですが、ともに消化をすすめて胃腸の働きを整える成分が豊富です。
基本的に、七草粥にはプリン体の多い食材は含まれていません。むしろ、7種類の野菜を一度に食べることができ、尿中の尿酸をアルカリ化して、排泄を促すために役立ちます。
お粥は水分が多いため、尿の量を増やして、排泄を促す効果を得られるでしょう。一般的なレシピで作るのであれば、カロリー、塩分、糖質なども控えめのはずです。
七草粥は、鶏肉やたまごを加えて洋風リゾットなどにしたり、鶏がらスープを使って中華風に仕立てたり、味噌、梅干しや鮭を加えてレシピをアレンジしても、楽しめます。
ただし、食材を加えすぎると七草の苦味や香りとの相性が悪くなってしまう可能性もありますし、カロリーなどが高くなってしまう可能性もありますから、ご注意ください。
痛風の方がイースターの際に召し上がるお食事のポイントを紹介しています。
「イースター」とは、キリスト教でイエス・キリストの復活を祝う行事のこと。日本では「春分の日(3月21日)を過ぎた、最初の満月の後の日曜日」に行われています。(*)
イースターのシンボルは、生命の誕生や多産による豊かさを想起させる卵(イースター・エッグ)や、うさぎたち(イースター・バニー)。カラフルに色や模様をつけたイースター・エッグを家や庭に隠して子どもたちが探す「卵のかくれんぼ」のような遊びをしたり、卵やうさぎの形のチョコレートを準備して、飾り付けたりするそうです。
日本でも、数年前から百貨店やテーマパークなどでイースターをテーマにしたイベントなどが開かれるようになり、少しずつ認知されてきました。そのうち、クリスマスやハロウィーンのような人気の行事になるかもしれません。
*宗派などによって日付が異なる場合もあります。
イースターの伝統料理は、国によってさまざまですが、卵やバター、乳製品をたくさん使ったお菓子やパンのほか、卵料理や羊肉(ラム肉)の料理が振舞われることが多いようです。
これにあやかって、この季節には、卵やラム肉などを献立に取り入れてみるのはいかがでしょうか。卵にはプリン体が含まれていませんし、ラム肉もプリン体やカロリーが控えめでたんぱく質が豊富であるなど、肉類の中ではヘルシーな食材といえます。適量であれば、痛風の人のメニューにも取り入れることができるでしょう。
ラム肉にはたんぱく質のほか、鉄分、亜鉛、ビタミンB2や、悪玉コレステロール(LDL)・中性脂肪を減らす、不飽和脂肪酸なども豊富に含まれています。
オムレツ、キッシュなどの卵料理や、ラムチョップやラムのロースト、香草焼きなどに、たっぷりの野菜やキノコを付け合せに添えると、栄養のバランスはぐっとよくなるでしょう。
季節の行事をきっかけに、少し珍しい食材やメニューに挑戦するのも楽しいものです。ひょっとしたら、家族の意外な新定番や、好物が見つかるかもしれませんね。
イースターの伝統料理は、国によってさまざまですが、卵やバター、乳製品をたくさん使ったお菓子やパンのほか、卵料理や羊肉(ラム肉)の料理が振舞われることが多いようです。
これにあやかって、この季節には、卵やラム肉などを献立に取り入れてみるのはいかがでしょうか。卵にはプリン体が含まれていませんし、ラム肉もプリン体やカロリーが控えめでたんぱく質が豊富であるなど、肉類の中ではヘルシーな食材といえます。適量であれば、痛風の人のメニューにも取り入れることができるでしょう。
ラム肉にはたんぱく質のほか、鉄分、亜鉛、ビタミンB2や、悪玉コレステロール(LDL)・中性脂肪を減らす、不飽和脂肪酸なども豊富に含まれています。
オムレツ、キッシュなどの卵料理や、ラムチョップやラムのロースト、香草焼きなどに、たっぷりの野菜やキノコを付け合せに添えると、栄養のバランスはぐっとよくなるでしょう。
季節の行事をきっかけに、少し珍しい食材やメニューに挑戦するのも楽しいものです。ひょっとしたら、家族の意外な新定番や、好物が見つかるかもしれませんね。
痛風の方がお盆の頃に召し上がるお食事のポイントを紹介しています。
「お盆」の正しい名称は、「盂蘭盆会(うらぼんえ)」といいます。ご存じのとおり、祖先の霊を供養するための行事のことです。
時期は7月か8月とされ、地域などによって異なりますが、現代では8月13日~16日を「お盆の期間」とするところが多いようです。
一般的に、お盆にはお墓参りやお供え物をしたり、お坊さんの読経によって先祖を供養します。また、先祖を送り迎えするための風習として、迎え火や送り火を炊いたり、なすの牛やきゅうりの馬を飾ったり、精霊流しを行ったりします。
お盆には先祖と同じ仏の心をもつことが大事だとされ、お供えしたものと同じものや、肉や魚を使わない「精進(しょうじん)料理」をいただくことが望ましいとされています。
精進料理の正式な献立は、武家の儀式料理のしきたりにのっとった「二汁五菜」。これは「汁物二品+おかず五品」という意味ではなく、二つの膳それぞれに、一汁と菜二品とさらに別の膳に焼き物(一菜)を置くことが必要とされています。「甘味、酸味、塩辛い、辛い、苦い」の五味や、五色の食材のバランスを意識することも、基本とされています。
「精進料理=質素な食事」というイメージがありますが、正式に整えるには相当な心配りが必要となるようです。それだけ、祖先やしきたりを大切にする日本人の気持ちのこもった、繊細な献立だといえるでしょう。
正式に整えるのは難しいと思いますが、お盆の時期は「精進料理風」を意識した献立を設えてみてはいかがでしょうか。
精進料理では、肉や魚、卵などの動物性たんぱく質を含む食材や、にんにく、ネギ、にら、玉ねぎ、らっきょうといった、精のつく食材は使いません。代わりに、野菜や山菜、わかめやひじきなどの海草、こんにゃくや豆腐、高野豆腐、湯葉、がんもどき、お麩、お酢などをたくさん使います。
肉や魚の多食を避けることは、尿酸値やプリン体の摂取量を気にする人にもすすめられる食事法といえるでしょう。カロリーや糖質も控えられますから、肥満気味の人やダイエット中の人にも向いています。
プリン体の多い動物性のかつおだしは避けて、昆布などから出汁をとり「煮る、焼く、蒸す、和える」などのシンプルな調理法で、素材の味を生かすことがポイントです。
数日間だけでもシンプルなメニューを意識すれば、胃腸が休まり、心身ともにリフレッシュできそうです。
痛風の方が冬至の頃に召し上がるお食事のポイントを紹介しています。
冬至とは、北半球では太陽の南中高度がもっとも低い日のこと。一年のうちで昼間がもっとも短く、夜がもっとも長くなる日でもあります。
「二十四節気」という季節の節目の一つに数えられ、毎年、12月22日ごろが冬至の日にあたります。冬至には別の呼び名もあることをご存じでしょうか。「冬が去って新たな季節が来る」という意味の言葉で「一陽来復(いちようらいふく)」とも呼ばれています。
翌日から日が長くなっていく「節目の日」であるとも考えられることから、3000年以上前、周の時代の中国では、冬至(旧暦の11月22日ごろ)が一年の始まりとされていました。
その後、漢の時代に暦が改正され、1月1日が新年となりましたが、冬至には変わらず盛大な儀式が行われ続けていたようです。この儀式が、奈良時代の日本にも伝えられたといわれています。
冬至にはゆず湯に浸かり、かぼちゃを使った料理を食べることが習慣とされています。この先は日が長くなるとはいえ、まだまだ気温の低い時期が続きますから、体を温めて栄養をとることで寒さに備えるべしという、先人の知恵に由来する習慣でしょう。
かぼちゃは、β-カロテン、ビタミンC、ビタミンE、食物繊維などが豊富な緑黄色野菜。ビタミン類が肌や粘膜を丈夫にするため、この季節にはどうしてもひきやすい、風邪の予防にもピッタリです。プリン体などはほとんど含まれていませんから、痛風の人にもすすめられる食品といえるでしょう。
京都などでは冬至に、れんこん、人参、きんかん、ぎんなんなど「ん」のつく食べ物を食べるとよいとされる説があるようです。また、豆腐、どじょうなど「と」のつく食べ物がよいされる地域もあります。これらの理由や発祥には諸説ありますが、それぞれ多様な栄養素に富み、健康のためにはよく食べることを心がけたい食品ばかりです。
かぼちゃに加えて、「ん」や「と」のつく食材も取り入れて「かぼちゃのほうとう」などを献立に取り入れるのもよいかもしれません。たっぷり入れたきのこや大根、れんこん、にんじんなどの野菜から滋養をとり、ゆず湯からあがったあとは、湯冷めをしないよう、しっかりと布団をかけてお休みください。